VB6で作成したシステムをWindows7で動かしたところログイン画面で
「ORA-12560 TNS: プロトコル・アダプタ・エラーが発生 しました。」
というエラーが発生してしまう端末がありました。
その端末とはうちの会社の敷地内に工場を構える協力企業さんに貸与しているパソコンで、
XPからWindows7に更新したところ発生するようになりました。
Windows7で必ず発生する訳ではなく社内では問題なく使えているのでかなり手間取りました。
原因はと言うと、Windows7でのセキュリティ強化にあります。(結果からの推測です)
システムのログインプログラムはサーバー上のDドライブに置いてあり、
サーバーのDドライブをパソコン上では「Z」ドライブとして割り当ててある状態で
Z:/aaa/bbb/ccc/Login.exe
だとします。
協力企業さんの使用するアカウントのフォルダへのアクセス権は「ccc」フォルダ以下にしか与えてありませんでした。
XPではルート上の「aaa」フォルダや「bbb」フォルダにアクセス権が無くても動いていましたが、
windows7ではこの辺りの制御が厳密になりエラーが発生したのだと思います。
回避策として「ccc」フォルダを隠し共有に設定し、パソコン側では共有フォルダ「ccc」を「Z」ドライブとして割り当てた状態で
Z:/Login.exe
を実行したところ「ORA-12560」を回避できました。
XPからWindows7への変更で「ORA-12560」が発生した場合、まずはアクセス権を確認して見てください。
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